おなかが痛い

東京の実家から戻った私は、夕方、自宅の自分のベッドで目覚めた。昨夜よりも確実にお腹の痛みは無くなっていた。いや和らいではいた。目覚めてすぐにトイレに行きたくなって、トイレに行ったが、案の定おしっこは一滴も出なかった。

お腹がなった。昨日、長野から戻ってくる日の朝に食べた朝ごはん以来、24時間以上なにも食べていなかった。お腹も空くはずだ。しかし、あまり普段通りの食事は出来そうもなかった。自宅のマンションの真下にあるスーパーマーケットでインスタントのおかゆでも買ってきて、それでも食べて今日のところは我慢しよう。ついでに、便秘薬も買ってこよう。

おしっこが出ないのは便秘のせいだと思っていたのだった。大きい(大便)のも、小さい(小便)のも、どちらだって便には変わりない。大きかろうが、小さかろうが出ないときには便秘薬。きっと便秘薬を飲むことで、出ないものは出るようになってくれることだろう。クレヨンしんちゃんのママ、みさえさんだって、よくお便秘が出てスッキリと言っているではないか。おしっこさえ出れば、お腹もスッキリして、明日はきっと会社にだって元気に出社できるだろう。そう思っていたのだった。

マンションのエレベーターで1階まで降りると、1階にあるスーパーマーケットの前を通り過ぎて、まずは、その先にあるドラッグストアに向かった。お店の人にピンクの小粒・コーラックを薦められて、それを購入してお店を出た。

そのまま、スーパーマーケットに行って、そこでおかゆを1個だけ買って家に戻った。おかゆをお鍋のお湯で温めてから、お椀に注いだ。ご丁寧にも冷蔵庫に入っていた生卵を割って、たまごのおかゆにした。それをスプーンでゆっくりとすくって口に持っていき食べた。いつもよりゆっくりと時間をかけて食べ終えた。食後には、ピンクの小粒・コーラックをピンクの箱から取り出して飲んだ。そして、再びベッドに入って眠った。空腹だったお腹が満足したのだろう、ベッドに入ると、すぐに眠ってしまった。

数時間して、ものすごく大きいのがしたくなって目が覚めた。
便秘薬が効いてくれたのだろう。便秘薬の箱には、大人1~3錠と書いてあったのだが、まずは試しに1錠だけ飲んでみようとピンクの小粒1粒だけしか飲んでいないというのにすごい効き目だ。

慌てて、ベッドから飛び起きると、立ち上がって、着ていたボトムスをぜんぶ脱いで、ふらふらとトイレに駆け込んだ。しかし、トイレに座るまで間に合わなかった。大きいのは、トイレの手前のフローリングの廊下にぜんぶ落ちてしまった。それでも、ほんの少しだけは間に合って、トイレの中に投入され、流れていった。

用が済んで、トイレを出ると、トイレの前のフローリングに散らかった大きいのを片づけたかったのだが、身体がフラフラで片づけられそうもなかった。そのまま、ベッドに戻り、廊下の大きいものたちはそのままに、そこで次の朝まで眠ってしまっていた。

内科の病院へにつづく